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住宅ローン金利の話
隠れているお金

銀行にはたくさんの金融商品のパンフレットが並んでいます。ご自由にお持ち帰り下さいと書いてありますからその中の住宅ローンのパンフレットをもらってきます。
このパンフレットを見ますと、3年固定金利1.5%、5年固定金利1.9% などと、とっても安い金利です。
ここで勘違いしないで下さい、この安い金利は期間限定です、3年固定金利1.5%の場合、今から3年間は1.5%の金利ですがその後は経済状況によっては変わります。ということです。
銀行員に3年後は金利があがるのでしょうか?と聞いて見て下さい。「そんなに変わらないと思いますよ」とはっきり言います。
本当にそうなのでしょうか?

法定金利とは?
      
今から75年ほど前のことです。社会科の教科書にもでてきますが、世界大恐慌のために、当時のアメリカはニューディール政策(1年間の時限立法)に踏み切りました。
いままでの法定金利を1%にしたのです。
法定金利とは日本銀行が銀行にお金を貸す際の金利のことです。
各銀行はこの法定金利に2%上乗せして、各企業や個人に貸し出ししたのです。現在も金利は違いますが仕組みは変わっていません。
1980年代からバブル経済で日本は景気よく感じられました。当時1995年、先進国の平均的な公定歩合は5%ぐらいでした。その時日本は6%でした。
あなたならどうしますか?
金利5%の銀行と6%の銀行があった場合どちらにお金を預金しますか?当然6%の銀行ですね。
6%の銀行がある日本に世界からお金が集中しました。
     

現在の金利は?
     
1995年アメリカで行われた先進国首脳会議の席で当時の竹下総理が公定歩合の引き下げを約束しました。プラザ合意です。これをきっかけに金利はどんどん下がり始めました。バブル当時5〜6%があたりまえの住宅金融公庫の金利が98年頃には2%まで下がったのです。銀行はさらに金利を下げ、この頃になると銀行融資を利用する人が増え、住宅金融公庫の利用が減ったのです。5〜6%の金利で住宅資金を借りていた人の不良債権がピークになってきたのも、この頃です。
現在の日本の公定歩合は0.1%です。
日本銀行から地方銀行が年利0.1%で借ります。
このお金を我々に住宅ローンとして、貸し出します。
最近は各銀行が競い合ってキャンペーン金利を打ち出しています。「今の内にたくさんお客さんを集めよう!」と、どの銀行も必死です。
なぜこんなにも金利を下げてまで、お客さんを集めようとしているのでしょうか?
気づきましたか?そのとおりなのです。
金利はどんどん上がります。いつからいくら上がるのかハッキリわかりませんが、5%代まで金利が上がるのは間違いないです。年利1.5〜2.5%のまま35年間支払い続けるのは不可能なのです。
      

年利率1.5%〜6.5%になると
     
年利1.5%で住宅ローンを35年間支払った場合と5%高い年利6.5%で35年間支払った場合では総支払額が2倍になるのです。最後の表を確認して下さい。
身近な人に聞いてみましょう。
どうですか?
最近の銀行金利が正常なのかおかしいのか?
厳しいようですが、銀行金利が5〜6%時代になると年収400万円くらいで頭金なし土地の購入も同時に必要と言う方の住宅購入は不可能です。
「3〜5年辛抱して頭金を蓄えよう.....」
これも無駄です。
住宅ローンの金利が1%上がったとして、支払総額は500万円のアップです。せっかく貯めたお金が水の泡です。当然金利が上がりますと同時に今度はインフレがやってきます。最近ガソリンの値段が上がりましたね。
つまりどういうことかというと、当然住宅の値段も上がってくるのです。
       

最後に
     
家を建てることがゴールではありません。
金融機関の場合ローン契約時に団体生命保険の加入が条件になります。
どういうことかというと、仮にご主人が亡くなってしまった場合は、その保険から住宅ローンの残債が支払われるのです。
その時点で住宅ローンは完済となります。
つまり、住宅ローンを利用した家づくりは、ある意味命がけなのです。
最近の住宅展示場はとても我々には不必要な装備があふれています。
あれば確かに便利ですね。ですがそんな華やかな装備ほしさに無理な住宅資金計画を立て、住宅金融公庫の利用者だけでも年間17500件の破産者がでています。
金額にすると2470億円にもなるのです。
月々76.546円の支払いの固定金利1.5%期間の3年がたちました、その時点の金利が3.5%になりますと月103.323円となり26.777円のアップです。
他にお金の掛かることも多くなりやりくりが大変です。
建てたとき健全だった家計が狂いはじめるのです。
無理な見栄は絶対にさけることです。
     

2500万円借入 35年返済の場合

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