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原価で建てる家づくり
2重価格からの脱却を目指す
 ハウスメーカーは「物売り」だ。
出資会社、親会社、を見れば分かるように、ほとんどが建材メーカーや商社である。
 だから2重価格(設計価格・仕切価格)は当たり前の感覚で、年に何千棟も売り上げるメーカーはこの資材分野で膨大な利益を上げている。
 一方、工務店はどうか。
工務店もハウスメーカーの真似をして半値で買ったものを「定価の8掛けです。われわれだから8掛けで買えるのです」とお客様をありがたらせたうえに、3割の利益を残す。
いわば不労所得に味を占めた工務店は数多い。
 このように、ハウスメーカーや工務店、共に価格に不透明な部分が多々あります。

実際に工事を行うのは専門工事会社です。
 お客様が住宅を建築しようとする場合、たいていはハウスメーカーや工務店などと請負契約を結ぶでしょう。 しかし工事というのは、実際には多くの専門工事会社によって行われています。
 例えば、基礎は○○土建、内装工事は△□建装といった具合です。その数は数十社になります。
 では、ハウスメーカーや工務店は何をするのか?
それは、行われる工事の品質を管理したり、工程の管理をしたり、工事現場の安全を管理するなど、実際に工事を行うたくさんの専門工事会社を統轄し管理するのが主な役割です。

建設費の7〜8割は専門工事費
 工事は多くの専門工事会社によって行われています。
専門工事費の割合は全体の建設費の7〜8割にもなります。
専門工事費を安くすることが全体の建設費を安くする重要なポイントです。
その専門工事費はどのように決まるのか?
ハウスメーカーや工務店は「下請け協力会」と称するお抱えの専門工事会社から参考見積もりを取ります。
しかし、見積もりを取るメンバーは決まっているため、その中で価格調整が行われ、高い見積もりしか手にすることが出来ません。
 また、専門工事会社の見積金額の原価構成(材料費、労務費、諸経費がいくら、それにいくらの粗利がのっているのか)を把握されていないため、見積もりの内容を詳細に比較・査定することや、それに基づいて本当の値段折衝をすることが出来ません。
 このように、建設費の7〜8割を占める専門工事費について競争がなされていないのが現状です。
建設費が高くなる原因の一つです。

分離発注方式の特徴
 分離発注方式は、広い地域のたくさんの専門工事会社やメーカーに見積もりに参加してもらい、ハウスメーカーや工務店の系列に関係なく、コスト競争力や技術力のある会社を選定します。
 これにより、従来では競争の無かった専門工事会社間にも競争が起こり、これまでよりも安い金額を得ることが出来るようになりました。
 また、専門工事会社に対して、これまで蓄積した実勢価格を元に値段折衝を行うことで、さらに競争力のある金額を引き出すことができます。

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